2016年9月30日金曜日

2016年 青空文庫朗読コンテスト

明日はいよいよ『青空文庫朗読コンテスト』本選ですね。
予選を勝ち抜いて出演される方も、応援に駆けつける方も、
ドキドキしておられるかも知れません。

出演者の方には、これまで練習してきたことを、存分に発揮していただきたいと思います。大丈夫、思いっきり、あなたらしく、楽しんで表現してください。^^

私はスタッフとして応援させていただく予定です。(笑)

2016年9月27日火曜日

広島の旅

広島に行ってきました。

原爆ドームも広島平和記念資料館も、それから、写真後半に出てくる呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)も、初めて自分の目で見ました。




なにぶん、原爆ドームに降り立った時は、信じられないような豪雨で、全身ずぶ濡れ、靴はビーチサンダル状態、挙げ句カメラまで誤作動をはじめ(T_T;)、静かに手を合わせ祈る…というのは後付けになってしまいました。

資料館の展示物は、本物ゆえに迫ってくるものが大きく、見ている間、頭がずっとグラグラしていました。撤去を巡って問題になっているという「被爆再現人形」は、ほんとに生々しくて恐い。でも私は、(思い出したくないという方々のお気持ちは察するに余りありますが)これからの世代のために残してほしい、と、思いました。写真も撮りましたが、ここにアップするのは控えます。

大和ミュージアムでも、感じることは多かったです。

日本の英知・技術力を結集した、とんでもなくすごい船。
でも、戦争の道具としては美化してはならない。

展示されている、兵士達の直筆の遺書は、多くの人に生で見てほしいと思いました。

2016年9月23日金曜日

白石加代子さん『百物語』アンコール上演

白石加代子さんの百物語シリーズ アンコール上演を観ました。(近鉄アート館)

筒井康隆「五郎八航空」と、南條範夫「燈台鬼」。
思いっきり笑えるのと思いっきり怖いのを一度に堪能できて、もう、最高!!
2時間近く、ひとりひたすら読み、動く。観客は大喜び。
すごいキレの良さも、さすが女優の体力も(まだまだ舞台に立つために、トレーニング頑張っておられるそうです)、何もかも見習いたい、さすがの朗読でした。

2016年9月21日水曜日

シン・ゴジラ・話すスピード

やっと観ました『シン・ゴジラ』!!!

出遅れたおかげで、大ヒット御礼・各台詞ステッカー、もらえました。(ある意味全部ネタバレになるので タイトル部分だけパシャリ…(^^;)

この映画、台詞がおそろしく早口なのがまた特徴的ですね。
(もちろん理由あってのことだそうです。)
役者の皆さん、どのシーンでも、口を超高速で動かしておられました。
朗読教室では、本番でこんな速度で読めとは言わないでしょう。
なぜなら、聞く側が辛いから。(笑)
一般的に、聞き手が内容をきちんと聞いて理解できるのは、1分間に300字程度と言われており、
アナウンサーさん達の話す速度の目安ともなっているそうです。


それにしても、今、日本で起きていること、世界で起きていること、取り返しのつかないこと…。
たくさん考えさせられる映画でした。

2016年9月20日火曜日

夏目漱石没後100年記念朗読公演より

昨日の大丸心斎橋劇場のステージの一コマ(身内が撮ってくれたビデオからのキャプチャ)、そして集合写真です。私は『明暗』の百四十八〜百四十九話あたりを読みました。

妻のお延が結婚後初めて感情をあらわにし、夫の津田への疑惑にジワジワと向かっていく場面で、意味深な台詞、激しい台詞が飛び交います。

キャパ250人以上のホールなので、できるだけ大きく表現したいと思って練習してきましたが、前日リハの際に、本番はヘッドセットマイク使用と知り、「それなら前後左右自由に口を動かせるやん!」ってことで、前夜に動きや目線を見直すという少々ややこしい状態で(^^;)本番を迎えました。
結果、気持ち良くステージに立てました。
最後に出演者全員が並んだ時には、たまたま、ゲストの桂米團治さんのお隣に立ててラッキー。終演後は集合写真も撮っていただきました。

たくさんの朗読家さんと知り合え、お客様に恵まれ、とても貴重な経験ができました。
皆さま、どうもありがとうございました。<(_ _)>

2016年9月19日月曜日

夏目漱石朗読公演、無事終了

夏目漱石朗読公演、無事終了しました。
お越しくださった皆さん、見守ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
来ていただいたのにご挨拶もできなかった方も何人もいらっしゃって、失礼いたしました。この場をお借りして、本当にありがとうございました。<(_ _)>

今日はとりあえずのご報告、ということで。

楽屋でのオフショットです!

2016年9月9日金曜日

【神戸】「脳をイキイキ朗読セミナー」2016年秋の1日体験ご案内

よみうり神戸文化センターで開講中の「脳をイキイキ朗読セミナー」、
2016年秋の一日体験のご案内です。

9月21日か10月5日(どちらか1回)、
通常のレッスンを、なんと500円で体験していただけます。

「朗読のレッスンって、どんなもの?」
「ちょっと、やってみたいかも…。」
なんて、興味をお持ちの方は、
是非この機会にお気軽にご参加ください!
私が講師を担当いたします。

※体験日のご都合が悪くても、いつでも途中入会可能です。
又、10月28日までの秋の募集キャンペーン期間中のご入会が、
何かとお得です。詳しくは会場までお問い合わせください。
http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_1594

(お持ち帰り用チラシはこちらからどうぞ。)

2016年9月8日木曜日

アイドルと鼻濁音!?(70〜80年代あたり)

昨日の「歌う際に鼻濁音を使いますか?」の続きというか、オマケというか…。
私は昔から、多分かなり「アイドル」好きで(笑)、今も、AKBグループやらジャニーズやらを含め、10代や20代のアーティストさん達がキラキラと歌っているお姿を、マメに見て聴かせてもらっています。

先日ふと、昔のヒット曲を一気に聴きたくなって、TSU○AYAで まとめレンタルしました。(^_^;)
そんな中で、歌謡曲や演歌歌手のみならず、昔のアイドル達が、いかに忠実に「鼻濁音」を使っていたか、思い知りました。
超がつく女性アイドルでいうと、「キャンディーズ」「ピンクレディー」「山口百恵」さんなど。

例えばキャンディーズの「春一番」のドあたまは、ガ行のオンパレードですね。
機会があれば、鼻濁音に注目して聴いてみてください。
「ゆきが〜、ながれて、つくしのこが〜、はずかしげに〜、もうすぐ〜」(笑)
ピンクレディーも、かなり激しくロックな歌でも、きっちりと、鼻濁音。
百恵さんに至っては、たった17歳くらいで既に、ベテランの朗読に通じるような歌いっぷり…。

80年代になっても、例えば松田聖子さんや中森明菜さんなど、丁寧に美しく発音されていると思います。ただ、「あからさまな鼻濁音」が少しずつ減って、今に続く「やわらかい濁音のガギグゲゴ」が増えてきたように思えます。
小泉今日子さんなど、「んが〜」と発音していないのが、彼女のキャラに合って、今思えば新しかったのかも!?

最近のアイドルは、「鼻濁音」を知っているかどうかは分からないけど、決して耳障りでキツい「ガギグゲゴ」ではなく、センス良く、やわらかいガギグゲゴを使ってる人が多いように感じます。

余談ですが、この流れでひとつ強烈に思い出すのが、松浦亜弥さんの『Yeah!めっちゃホリディ』。
『すんげぇ すんげぇ すんげぇ すんげぇ 水着〜」の、あの、ただごとならぬ「げ」の鼻音っぷり、あれは、つんくさんのご指導かしら?当時から、歌、上手かったですよね〜。


なんて、とりとめないので今日はこの辺で。

歌う際に「鼻濁音」を使いますか?

9月6日の、NHK「スタジオパークからこんにちは」で、
ゲストの由紀さおりさんが、「美しい日本語の歌を伝えたい」というお話の中で、

歌うときの鼻濁音の扱いについて、
また、メロディーと日本語アクセントの関係について、語っておられました。

今日はその中で、鼻濁音の部分について少し書いてみます。

由紀さおりさんは、滝廉太郎さん作詞の「花」を例に挙げて、
「すみだがわ」「ふなびとが」「ながれを…」などの「が」を鼻濁音で発音すると、
本来日本語が持つ たおやかな響きを より感じられる、滑らかで優しい響きになること、
そして同時に、イマドキの歌詞は、鼻濁音を使わずに歌われることが多く、
今の人たちは、鼻濁音を知らないんじゃないかと思う、といった話もされていました。

この件に関しては、私にも常日頃から持論があるので(笑)、
興味深く聞いていると、さすが世界の由紀さん!
鼻濁音を使わない歌を一概に否定するわけではなく、いろいろ分析されていました。
「日本語は頭にアクセントがあることが多いけど、今、それを後ろに感じて歌われることが多いから…」
「濁音で歌う方が、よりリズム感が強く伝わるんだと思う」
「西日本ではそもそも使われないことが多い」など。

ここ、まさにポイントなんです!
リズムがガッツンガッツンくる、いわゆる「後ノリ」の曲や、鋭く社会に切り込んでいくような歌詞の「ラップ」、ロックで「シャウト!」…
こんな時に、やわらかで優しく響く鼻濁音を使うのは、どうよ!?(笑)って話です。
逆効果にならないでしょうか?

また、例えば10代の若いアーティストさんが日常を歌うのに、普段全く使わない鼻濁音をいきなり歌にだけ取り入れたら、確かに柔らかく美しくはなるけれど、なんだかリアリティーが…??? そんな場合もあります。それこそ一概に言えませんが。

私自身が書いた楽曲でも、歌う際に「全く鼻濁音を使わない」こともあります。
「マユミさん、朗読の講師やってるとかいう割に、鼻濁音も(ついでに)無声化もできてないやん!」などと言われているかもしれません。でもこれ、、、

わざとですから!!!(笑)

と、言ってまわるわけにはまいりませんが、優しく見守ってね、みたいな…。(^_^;)

勿論、誰が正解とか不正解とかいうわけでは無い話だと思います。
ただひとつだけポイントがあるとすればそれは、

「知った上で選んでやっているのか、単なる無知か」ということだと思います。
知識があるに越したことはありませんよね。


この話は、「母音の無声化」や、イマドキの「平板化乱立アクセント」と作曲の際のメロディーやアクセントの持たせ方の関係なんかにもつながってきます。

今日のところはこの辺で。(^_^)

2016年9月1日木曜日

東京新聞に掲載〜 <検定>朗読 聴き手の心 響かす道標

少し前のことになりますが、
8月25日の東京新聞に、朗読検定について掲載されました。

「朗読検定って何?受けてみようかしら?」

という方は特に、是非ご一読ください。
きっと参考になると思います。

最初の部分を抜粋します。
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物語を読み聞かせる朗読ボランティアから、発表会、コンサート活動まで朗読人口が増えている。そんな中、朗読教室を開く講師の元に寄せられた、「自分の朗読は聴き手にきちんと届いているのだろうか」という疑問や、「何か上達への道標(みちしるべ)が欲しい」という声に応えて設けられた検定だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/info/hajime/CK2016082502000182.html
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私も、日本朗読検定協会の認定講師ですので、
もちろん、検定試験のサポートもさせていただけます。
必要な際にはお声がけくださいね。