大阪弁 溶け込む響きに ドラマや映画「ことば指導」 匠と巧
日経新聞 関西タイムライン コラム(地域) 関西 2019/10/28 7:01
先日、朗読レッスンで「母音の無声化」についてお話した際に、
「ここ(テキスト)に書かれてることって、当たり前に思えるのですが、
何か特別な意味があるのでしょうか?」という質問がありました。
その方は大阪のご出身でなく、
元々、無声化された音を当たり前に感じておられました。
その方には「大阪弁には基本 無声化が無いので、
これがとても難しいのですよ。」と前置きした上で、
「こういうセオリーもあるということを知識として覚えていただいて、
読む時には自然に美しく聞こえる音で読んでくださいね」とお答えしました。
そうです、大阪ではとても珍しい質問でした(笑)
我らが大阪弁には、無声化も鼻濁音もありません。
なので、特に無声化は何のことか分からず、
まず聞き分けられない方がとても多く、
皆さん、なかなか出来ずに苦労されます。
と、前置きが長くなりましたが、
大阪弁をしゃべりたい場合はそこを逆手に取ると、
それっぽくなりますよ。
ただし記事にもある通り、
特にアクセントは「まぜるな危険」です。
共通語と大阪弁が混じるとものすごく気持ち悪い。
頑張りましょう!
さて、ここからは記事に無関係で申し訳ないですが、
朝ドラ「スカーレット」は、主要キャストがほぼ関西ネイティブで、
久々に関西弁ストレスが無くて聞きやすいです。
(泉州弁が素晴らしかった「カーネーション」以来だと思います!)
特筆すべきはナレーションのNHK 中條誠子アナウンサー。
すごくお上手で目立たない(作品に溶け込んでいる)上に、
共通語アクセントと大阪アクセント、
両方を自在に操っておられるのがとても心地よいです。
宝塚市ご出身なんですね。^^
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