オリジナルアルバムは、なんと8年ぶりなんですね。
2010年に「人間活動」宣言をして以来、母親の藤圭子さんの死、そしてご自身の結婚・出産と、あり得ないほど濃密な時期を過ごされたのだろうと想像します。
さてこのアルバムはやはり、一貫して母親への『レクイエム』を強く感じます。
(私が彼女の何を知っているでもなく、おこがましいことは申せませんが。(^_^;))
でも、感じます。
歌声、歌詞、音色…様々な要素が絡み合って、何か祈りのようなものが。
ただそれは、沈み込んでマイナーなところに行ってしまうような暗さではなく、むしろ、今の彼女にしかない独特のカラーを放っていて、ある種の無表情さを感じるけれども、とてもポップでキャッチー。何だか分からないけど、さすが宇多田!!!(笑)
以前より やや抑えた柔らかい歌声は、とても安定して、かえって深さや広さを表しているようです。難しいフレーズも難しく感じさせない歌になってるし。(つまり、歌がますます上手くなられたということでしょう^^)
楽器構成やミックスも、要らないものを全部そぎ落とした、研ぎ澄まされたものに感じるし、音圧もデカすぎず(笑)、心地いいです。
歌詞は、上手く言えないけれど、ぐっと身近に、でも一定の距離感を保っていて、狼の話も同性愛の話も、みんなリアルに思えます。
また、字数を無理に合わせたとかではなく(勿論合わせてるんだけど)、歌詞そのものがサラっと文章作品として生きているようです。
2曲目の「俺の彼女」は、1曲の中で、男と女を歌い分けているのが斬新ですね。朗読でいう「読み分け」です。
コラボの3作品もそれぞれに素敵。歌詞に『走れメロス』が出てくるのもありますね。(笑)
ちなみに、ラップの勉強も、朗読にとても役立ちますよ!
もとい、このコラボ3作品があるからこそ、世界観もいい具合に変化して、アルバム全体のバランスを絶妙にしているんでしょうね。
コラボの3作品もそれぞれに素敵。歌詞に『走れメロス』が出てくるのもありますね。(笑)
ちなみに、ラップの勉強も、朗読にとても役立ちますよ!
もとい、このコラボ3作品があるからこそ、世界観もいい具合に変化して、アルバム全体のバランスを絶妙にしているんでしょうね。
大事にしたいアルバムです。^^
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